栗の花の雌花と雄花 - 2013.05.22 Wed
最近蒸し暑い四万十市西土佐です。
昨日のブログで少し触れましたが、栗の花には雄花(めばな)と雄花(おばな)が別々にあります。
これを「雌雄異穂」と呼びます。
今日、雌花も確認できたので画像をアップします。
黒い丸の中のイガの部分が雌花、まわりの白い毛のようなものが雄花穂と呼ばれる部分で、雄花が一本の花穂につき約60~90個集まっています。
雄花の先の小さな白い点のようなものが葯(やく)です。
何だか理科の授業を思い出しました(笑)
雌花を持たない雄花穂がほとんどですが、雌花を持っている花穂を「帯雌花穂」といいます。
通常花穂の基部に1~3個しかついていないそうです。
雄花のみの雄花穂には約90~150個の雄花がついているそうです。
いつも私たちがみている樹全体が白いのは、雄花なんですね。
・・・この雄花と雌花の数の圧倒的数の違いは、自然の摂理なんですね、きっと。
これが風媒(風によって運ばれ)で受精され、栗の実となります。

うまく受精されても、雌花がもともと少ない樹だったり、受精できても途中で落果(花)してしまうと、収穫量は減ってしまいます。
もし落果(花)してしまったなら原因を調べて対策を施します。
原因の多くは、イガアブラムシの吸汁害と、栄養不良による早期の生理的落果(花)だそうです。
イガアブラムシの場合は防除が必要です。
生理的落果(花)の場合は、土壌条件、気象条件、せん定の適否に影響されるので、今後の栽培管理で改善が必要です。
西土佐の場合、生理的落果(花)の話をよく聞きますが、手入れ次第で改善する気がします。
今までの経験上、手入れをされている農家さんの収穫量は大幅に下がるということはないので、日頃の手入れが大事だと感じます。
日々手をかけてやることで、あの美味しい栗になるんですね(^-^)
・・・今回は結構専門的な内容になったかもしれません
最後に私の好きな小さい野花が咲いていたので

名前は忘れました
しまんと美野里HPはこの栗をクリック
昨日のブログで少し触れましたが、栗の花には雄花(めばな)と雄花(おばな)が別々にあります。
これを「雌雄異穂」と呼びます。
今日、雌花も確認できたので画像をアップします。
黒い丸の中のイガの部分が雌花、まわりの白い毛のようなものが雄花穂と呼ばれる部分で、雄花が一本の花穂につき約60~90個集まっています。
雄花の先の小さな白い点のようなものが葯(やく)です。
何だか理科の授業を思い出しました(笑)
雌花を持たない雄花穂がほとんどですが、雌花を持っている花穂を「帯雌花穂」といいます。
通常花穂の基部に1~3個しかついていないそうです。
雄花のみの雄花穂には約90~150個の雄花がついているそうです。
いつも私たちがみている樹全体が白いのは、雄花なんですね。
・・・この雄花と雌花の数の圧倒的数の違いは、自然の摂理なんですね、きっと。
これが風媒(風によって運ばれ)で受精され、栗の実となります。

うまく受精されても、雌花がもともと少ない樹だったり、受精できても途中で落果(花)してしまうと、収穫量は減ってしまいます。
もし落果(花)してしまったなら原因を調べて対策を施します。
原因の多くは、イガアブラムシの吸汁害と、栄養不良による早期の生理的落果(花)だそうです。
イガアブラムシの場合は防除が必要です。
生理的落果(花)の場合は、土壌条件、気象条件、せん定の適否に影響されるので、今後の栽培管理で改善が必要です。
西土佐の場合、生理的落果(花)の話をよく聞きますが、手入れ次第で改善する気がします。
今までの経験上、手入れをされている農家さんの収穫量は大幅に下がるということはないので、日頃の手入れが大事だと感じます。
日々手をかけてやることで、あの美味しい栗になるんですね(^-^)
・・・今回は結構専門的な内容になったかもしれません

最後に私の好きな小さい野花が咲いていたので


名前は忘れました

しまんと美野里HPはこの栗をクリック

